後藤悟志さんは、空調や給排水、ガス関連などの建築設備の事業を展開する老舗企業、株式会社太平エンジニアリングの代表取締役社長です。
創業者を祖父に持ち、世間からみれば「三代目社長」ですが、単なる跡取り社長ではなく、やばいと評判の営業力の高さを活かした積極的なM&Aによる多角経営の実現や、海外進出によるグローバル化などで、グループの売上を倍増させたスゴ腕の経営者として知られています。
創業以来「お客様第一主義」「現場第一主義」を貫く太平エンジニアリングの代表取締役社長である後藤悟志さんとはどのような人物なのでしょうか?後藤悟志さんのプロフィールや経歴、人柄、やばい実績、そして太平エンジニアリングの評判・口コミなどについて調査しました。
後藤悟志は太平エンジニアリング社長
後藤悟志さんは株式会社太平エンジニアリングの代表取締役社長を務める人物です。創業者から数えて三代目として生まれ、青山学院大学卒業後はニッカウヰスキー株式会社に就職したのち、二代目である父親の体調不良をきっかけにニッカウヰスキーを退社し、太平エンジニアリングへ入社しました。
若いころから経営者として帝王学を叩きこまれており、頭のキレと営業力で経営者としての資質を開花させ、入社9年目で太平エンジニアリングの代表取締役社長に就任しています。
そんな後藤悟志さんについて、更に詳しいプロフィールや生い立ちなどをまとめました。
プロフィール
名前 | 後藤悟志(ごとう さとし) |
生年月日 | 1957年11月12日 |
出身地 | 東京都 |
居住地 |
東京都杉並区 |
血液型 | O型 |
最終学歴 | 青山学院大学経営学部 卒業 |
職業 | 株式会社太平エンジニアリング代表取締役社長 |


後藤悟志の生い立ち
後藤悟志さんは、太平エンジニアリング創業者一族の中で生まれ育ちました、
祖父は太平エンジニアリングの前身である三榮建設工業株式会社の創業者で、父親の後藤一之さんも太平エンジニアリングの二代目社長であったことから、自分もいずれ三代目の社長になると確信していました。
後藤悟志さんは、幼少期から経営学や帝王学が身についており、近所でもガキ大将として人をまとめる才能があったそうです。
高校は明星高等学校へ進学し、大学は青山学院大学の経営学部を卒業しています。
後藤悟志のやばい経歴
青山学院大学の経営学部を卒業した後藤悟志さんは、ニッカウヰスキーへ就職します。ニッカウヰスキーで社会人経験を積んだのち、太平エンジニアリングの二代目社長である父親の後藤一之さんが体調を崩したことを機にニッカウヰスキーを退職。1987年に太平エンジニアリングへ入社し、営業本部本部長付け代理として働き始めました。
後藤悟志さんの持ち前の営業力と頭のキレを存分に発揮した結果、3年後の1990年にはメンテナンス本部長を経て、取締役へ就任、1991年に常務取締役へ就任、1993年に専務取締役就任と、めきめきと頭角を現し、太平エンジニアリング入社からわずか9年の1996年に太平エンジニアリング代表取締役社長へ就任したのです。

後藤悟志の性格・趣味
後藤悟志さんの性格は、一言でいうと「兄貴肌でリーダーシップが取れる人」とのことです。とはいえ、独裁的な人物ではなく、家業を継ぐ際は不安を覚えたという話もあることから、ナイーブな面もありそうです。
後藤悟志さんの趣味は音楽とゴルフで、音楽はギターやボーカルを嗜んでおりセミプロレベルの腕前、ゴルフに至っては、会社の事業でゴルフ場の運営に乗り出すほど関わりが深く、どちらの趣味も全力で楽しんでいることが伺えます。
経営で大切にしていること
後藤悟志さんが経営で大事にしていることは『技術と信頼をモットーにあらゆる建物設備の「快適な環境づくり」に取り組む』という、太平エンジニアリングの創業から一貫した強い意思です。
「お客様第一主義」「現場第一主義」を貫くことこそが経営の根幹であると考え「安心・安全」を何より重視し、「豊富な経験」によって培われた「信頼の技術」とその技術を活用した「誠実な仕事」で、社会に貢献すると明言しています。
後藤悟志からみた太平エンジニアリングの魅力
太平エンジニアリングには業界柄、職人気質な社員も多く在籍しています。
若者からは敬遠されがちですが、コミュニケーションが希薄になりつつある昨今において、仕事を手取り足取り教えてくれる先輩の存在は、悪いことばかりではありません。
顧客の希望や期待に応えられるように一生懸命、真面目に働く社員の多さが太平エンジニアリングの魅力であり、高い営業力と協力業者との良好な関係が強みであると、後藤悟志さんはインタビュー記事にて語られていました。
「お客様第一主義」に徹した経営と、真面目で一生懸命な社員の姿勢が顧客からの信用へと繋がり、誠実な仕事によって信頼を獲得しています。
建築設備会社の太平エンジニアリング

株式会社太平エンジニアリングの事業内容は「建築設備の設計・施工・ビルメンテナンスサービス」です。主に空調・給排水・衛生・ガス関連設備工事など、建物の快適な環境を作る事業を展開しています。
太平エンジニアリングは建設設備のトータルソリューションカンパニーであり、経営理念の『「当たり前」をつくり、守り、そして、つくりかえる』をモットーに、様々な施設の工事に関わっています。
例えば、大手商業施設、医療・福祉施設、オフィス、工場・倉庫、集合住宅などをはじめ、公共性が高く透明性が求められる、官公庁、公共施設、教育・文化施設など、工事実績は多岐に亘ります。
過去5年間の業績報告
太平エンジニアリングの売上は、2018年~2020年3月期まで順調な伸びを見せていましたが、2021年3月期は新型コロナウイルスの煽りをうけ、一時的に売上が落ちた状態となりました。
しかし、2022年には早くも売上の回復を見せました。太平エンジニアリングがコロナ禍の影響をあまり受けなかったのは、独自のビジネスモデルを展開することにより、経常利益率が5.0%以上の強い財務体質となっているため、日本経済が不安定でも大きな影響を受けることなく安定した経営ができるためです。
下記に太平エンジニアリングの過去5年間(2018年3月期~2022年3月期(単位:千円))の業績をまとめました。
2018年3月期 |
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2019年3月期 |
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2020年3月期 |
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2021年3月期 |
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2022年3月期 |
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太平グループの売上高
太平グループは創業70周年を迎えた2019年に売上高700億円を達成するなど、今もなお成長し続けています。太平エンジニアリングと同様にコロナ禍で一時売上高が落ち込んだものの、安定した経営基盤により業績は回復しつつあります。
下記に太平グループの過去5年間(2018年3月期~2022年3月期(単位:千円))の業績をまとめました。
2018年3月期 |
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2019年3月期 |
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2020年3月期 |
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2021年3月期 |
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2022年3月期 |
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太平エンジニアリング(後藤悟志)の評判口コミ
後藤悟志さん率いる太平エンジニアリングに関する評判口コミについてご紹介します。
日々学ぶことが多くそれが自分の経験値
この会社を選んだ理由は、人々が生活していくために必要な給排水衛生設備など幅広い分野についての知識を身に付けられると思ったからと、太平エンジニアリングのアットホームな雰囲気に惹かれたからです。
上司から仕事を教えてもらう際に、言われてから学ぶのではなく、上司の現場での行動から見て学ぶようにしています。
最近では少しずつ仕事を任されることが増えてきたのでやりがいを感じます。
お客様に喜びを提供するプロフェッショナルになれる
商業施設のメンテナンスや各店舗の修繕工事を担当しています。
企業相手に取引をするBtoBの仕事のため、お客様から直接感謝されるシーンは少ないですが、商業施設を影で支える仕事なのでやりがいがあります。
修理などの要望をいただいてから、見積もりや業者との調整、工事の段取り、現場管理など一通りの流れを自分自身で経験できるので達成感があります。
一貫した事業スキームが強み
主に様々な建物の空調・換気・衛生・消化設備の施工管理をしています。
仕事は上司や職人とコミュニケーションを取りながら歩幅を合わせて進めなければなりませんが、積極的に自分の考えを活かすこともでき、責任を持って業務に関わることができます。
事業がうまく進んだ時はやりがいや達成感を強く感じることができます。
空調設備、給排水・衛生設備、サービスまで一貫して手掛けているので、様々な分野や職種に関わることができるのも魅力のひとつです。
太平エンジニアリングの社員には「水」や「空気」など、建物に命を吹き込む仕事に誇りを持った誠実な人が多いとのことです。
仕事の本質を追求していける環境が整っているので、真面目で明るい社員が多く在籍し、アットホームな雰囲気となっています。
太平エンジニアリングは、何か部分的な作業で終わる仕事をするのではなく、水も空気もガスも、それらを創り、守り、高度化するまで全て一貫して行うワンストップビジネスモデルのため、複雑な問題を解決していくコンサルティング能力も必要となます。
そのバックアップとして各種研修・資格取得制度を充実させており、建築設備のプロフェッショナル人材へと成長できる環境が整っています。
太平エンジニアリングでは施工からメンテナンス・リノベーションまで一貫体制で行っているワンストップビジネスモデルを実施しています。
そのため、横のつながりを大切にし、社員間の協力意識も高く、困難なことに直面しても皆で力を合わせてバックアップしていくという社内風土があります。
太平エンジニアリング(後藤悟志)の評判口コミまとめ
後藤悟志さんが太平エンジニアリングで大切にしていることに「顧客第一主義」「現場第一主義」があります。
社員の口コミを見ていると、後藤悟志さんの社員の幸せを願う気持ちや協力事業者への感謝を思う気持ちが、アットホームな企業風土を作り上げ、ワンストップビジネスモデルを可能としていることが伺えます。
「企業寿命30年」と言われるこの時代に、太平エンジニアリングが70年を超える老舗企業で在り続けられる理由がこの評判口コミから見てとれます。
後藤悟志の売り上げ倍増実績がやばい?

後藤悟志さんが太平エンジニアリングの代表取締役社長に就任してから、様々な結果と実績を残しています。ニッカウヰスキーという異業種から太平エンジニアリングに転職した後藤悟志さんは、己の不安と戦いながらも、積極的なM&Aによる事業展開や多角経営を行い、海外進出を果たした結果、グループ売上を倍増させました。
2020年6月時点では、太平グループにて売上高700億円を出すことに成功しています。
そんな後藤悟志さんのやばい実績を見てみましょう。
積極的なM&Aによる複数の事業展開
後藤悟志さんは得意の営業力を活かし、太平エンジニアリングの力を発揮できる異業種のM&Aに積極的に取り組みました。
結果、建築設備を主軸としていた太平エンジニアリングは、「太平グループ」という、飲食業、金融業、不動産事業、介護事業、防災事業などの企業が集うグループ企業へと成長しました。
後藤悟志さんは複数の事業展開をすることでそれぞれの企業が持っている技術を相互作用させ、グループの売上を大幅に伸ばしています。
東南アジアに現地法人を設立しグローバル企業へ
太平エンジニアリングは、日本国内で培ってきた住・食の環境づくりの知見やノウハウを活かし2005年に海外進出を果たしました。
東南アジアを中心に、シンガポール・ミャンマー・カンボジア・ベトナムの4か国に現地法人を設立し、設備工事やメンテナンス、レストラン、ホテル事業などを展開しており、グローバル企業としても発展しています。
太平エンジニアリングの主力事業

太平エンジニアリングの主力事業は空調、給排水・衛生、ガス関連設備工事、メンテナンス、リノベーション、電気など、建物の快適環境を作る建築設備に関わる事業を展開しています。
それぞれの事業について解説します。
建築設備事業(空調・給排水・ガス関連等)
太平エンジニアリングのメイン事業は空調・給排水・ガス関連等の「建築設備事業」です。
- 空調設備事業
空調設備事業では「人と空気の調和」をモットーとし、多岐に亘る豊富な経験によって培われた独自の技術で、あらゆる施設や場所で快適な空調を必要としている人たちのために空調設備を提供しています。 - 給排水・衛生設備事業
給排水・衛生設備事業では、産業用から家庭用まで、自然環境に常に気を配り、水を効率かつ安全に利用できる最善策をエンジニアリングするとしています。作り出すことができない天の恵みをいかに最大限に生かせるかを考え、設計・施工・メンテナンスと一貫したサービス体制で顧客の要望に応えています。
また、太平エンジニアリングは省資源、環境汚染防止にも積極的に取り組んでいます。 - ガス関連設備事業
ガス関連事業では「ガスのある豊かな暮らしのお手伝い」として、東京ガス(株)エネフィット空調専門店、東邦ガス(株)新築集合施工店、北海道ガス(株)指定工事店、西武ガス(株)暖冷房給湯設備店、大阪ガス空調特約店として、クリーンで快適なガス給湯暖冷房設備の設計から施工、メンテナンスのトータルサポートを実施しています。
メンテナンスサービス事業
太平エンジニアリングでは「安全で安心に過ごせる快適な環境をご提供する建物管理業務をお客様のニーズとコストパフォーマンスを考慮して構築いたします」と明言しています。
建物管理、設備管理業務、警備業務、受付等の個別の管理業務や統括管理者を配しての総合建物管理および設備定期作業のみの契約など、多数のメンテナンス実績があります。
このような実績のもと、日頃の的確なメンテナンスで建物の健全性を保持しています。
リノベーション事業
リノベーション事業では、BIMを使用します。
BIMを駆使した設計シミュレーションを「VRで仮想体験してみる」など、独自の技術を使用して誰もが安全で安心に過ごせる快適な居住空間や、機能的で快適なビジネス空間を創造し提供しています。
空間だけでなく、空気の流れや室温のムラ、サビ水など、「建物の健康状態も的確に把握しリフレッシュするのがリフォーム」だという信念を持ち、顧客の理想を追求した新たな空間を創造し続けるとしています。
太平エンジニアリングの特長
太平エンジニアリングでは、顧客とのきめ細やかなコミュニケーションで問題に的確に対応する「ワークフロー」、全国に広がる支店や営業所にあるネットワークを駆使し、ニーズにスピーディーに対応する「ネットワーク」、IoTの進化に対応しつつ、太平エンジニアリングで独自に蓄積したビックデータ技術の向上による「テクノロジー」の3つの強みを持っています。
テクノロジーの多様化・高度化に伴い、太平グループの技術力・対応力もさらに多彩でレベルの高いものとなっており、上記のような強みとなっています。
太平エンジニアリングでは今後も、空調、給排水・衛生、ガス関連設備、メンテナンスサービス、リノベーションの事業を柱に環境設備に取組んでいくとのことです。

会社概要
商号 | 株式会社太平エンジニアリング |
代表者 | 後藤悟志 |
資本金 | 4億9000万円 |
所在地 | 〒113-8474 東京都文京区本郷1-19-6 |
設立 | 1949年(昭和24年)5月 |
事業内容 |
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